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今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。
岡本太郎

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岸田劉生は生生しい生き物の汚さを持つ美、卑近でグロテスクに感じられる美を、折りにふれ「デロリ」という造語で語っている。
一夜漬け日本美術史

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宮脇 努力はいろいろしています。ただ、悪化のスピードに対して、対応のスピードが非常に遅い。ですから、いままさに、戦後のシステムそのものが維持できなくなってきているのに、依然として歳出削減のレベルです。自分たちの生活様式を変えなさいと言っているのに、生活様式を保ったまま、歳出を削減しようとしますから、すぐに限界に達します。
『希望の国のエクソダス』取材ノート (宮脇淳のセリフ)

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それから何年かたった。その間に僕は殆ど毎日画をかいていた。一番下の娘の十位の時「パパは又たきつけをつくっている」とひやかされたが、当たらずといえども遠からずであった。下の娘は僕の四十三、四の時に生まれたのだから、その娘が十位の時は、僕が画をかき出してから、十年を越していたわけだが、下手の境を脱出出来なかった。それから数年たったある日、同じ娘が僕の縁側で画をかいていると「……いくら下手でもうまくなる」と言って前を通って行った。
武者小路実篤

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本来文学は、切実な問いを抱えてサバイバルしようとしている人に向けて、公正な社会と精神の自由の可能性を示し、「その問いと、サバイバルするための努力は間違っていない」というメッセージを物語に織り込んで届けるものだった。ダメな文学は、「切実な問いを抱える必要はない」という「体制的な」メッセージを結果的に送りつけてしまい、テレビのバラエティのような悲惨な媒体に堕してしまう。
『文藝春秋』平成22年/2010年3月号 村上龍

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このような手紙を、もし嘲笑するひとがあったら、そのひとは女の生きて行く努力を嘲笑するひとです。女のいのちを嘲笑するひとです。
斜陽

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 この世に表現者が求められるのは、その人間の生身の部分をさらす役割を担っているからだと思うんですよ。歌舞伎で表現する喜怒哀楽はどれも深く、激しい。他の演劇も歌も、極端に言えば自分の裸を見せる仕事だって私と同じだと思いますね。社会的になにがしかの肩書があって、守るものが多いからできない「人間」の本音をさらす存在というのかな。
中村勘三郎

(出典: asakyu.com)

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また私は、勝負の世界にいながらも一戦ごとの勝敗にこだわるタイプではありません。闘争心を持ってしまうとそれが空回りして、余分な力が入ってきてしまうし、いい手を探すという行為のときにその感覚が邪念となって判断を曇らせるからです。ただ漠然と目の前の盤面を見て、この状況をどうするかという視点を持つほうが、より洗練された判断ができると考えているのです。

 対局によって充実感が得られるかどうか。勝っても負けても、例えミスが多かったとしても、自分が思い描くいい将棋が指せたかどうか。そういう自分の中の満たされる気持ちを非常に大切にしています。長い間将棋の世界にいてもなお、毎回違う発見がある、学ぶことがある。それが私にとっては大きなやりがいだからです。

羽生善治

(出典: asakyu.com)

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一つひとつ石橋をたたいて渡ることばかりを選んでいると、その時々は賢明な判断に見えても、長い目で見れば活気や勢いを失っていくことになるのです。常識的な判断が正しいかと言えば、必ずしもそうとは限らない。それに頼ろうとする気持ちをどう振り切っていくか。今なすべきことは何かを今考える。挑戦とはそういう進み方だと思います。
羽生善治

(出典: asakyu.com)